2つのピル

望んでいない妊娠を防止するためには、事前に避妊を行ってきちんと対策をとることが女性にとって大切です。ただ、避妊具が破れてしまったなどで、失敗してしまった場合には、早急に妊娠を阻止する必要があります。

アフターピルとはその名前の通り、避妊に失敗してしまったセックスの後に、服用する薬のことで、緊急的に使用する避妊薬として厚生労働省から認可されているノルレボや、もともと月経異常や卵巣機能不全などの不妊治療などに、使用されている中用量のピルなどがあります。

中用量のピルとアフターピルの違い

中用量のピルは、女性ホルモンのバランスを整えて、女性のさまざまな症状の治療する薬として使用されています。黄体ホルモンのプロゲステロンと卵胞ホルモンのエストロゲンの、2つの女性ホルモンが配合されていますから、女性ホルモンの分泌量が不足してしまったり、ホルモンバランスが崩れたことで起こる、さまざまな女性特有の症状を改善することができます。

また、子宮内膜を厚くして、受精卵の着床を高めることができることから、不妊治療にも使用されているものです。一方、望まない妊娠を防ぐ緊急の避妊薬としても利用されることがあり、急激に体内のホルモンバランスを変化させて、生理を人工的に引き起こすことで、妊娠を回避させることができます。

ノルレボというのは、日本で初めて認可されたアフターピルで、卵胞ホルモンのエストロゲンが含まれていませんから、副作用が少ないという特徴があります。

中用量のピルとノルレボの正しい服用方法

ピルと水
中用量のピルは、飲むことで体内のホルモンバランスを、人工的に調整することができ、月経異常などのさまざまな女性特有の症状を治療する薬として使用されています。飲んでいる間は、妊娠がしやすい状態となるため、その間は生理になることはありませんが、中止をすると生理が開始されますから、乱れた生理周期をコントロールするためには有効な方法といえます。

一方、緊急の避妊の方法として使用する際には、セックスが終わってから、72時間以内に2錠を服用し、さらにそれから12時間後に、2錠を服用することで、生理を引き起こして、妊娠を阻止することができます。

ノルレボの場合は、セックスが終わってから72時間以内に、1錠を服用するだけで、妊娠を防いで避妊を成功させることができ、中用量のピルとは含まれている成分や服用方法も異なるので、吐き気や頭痛などの副作用が少ないというメリットがあります。

アフターピルとして、現在ノルレボ錠が主流となっている

中用量のピルとノルレボは、服用方法が異なりますし、副作用などにも違いがあります。もともと中用量のピルは、ホルモン剤として使用されていましたから、卵胞ホルモンのエストロゲンも含まれていて、副作用も強く出てしまうというデメリットがあります。

一方、はじめからアフターピルとして開発されたという歴史があるノルレボ錠は、エストロゲンが配合されていないため副作用も少なく、服用方法も1錠だけを飲むだけなので、現在は主流となっています。

服用方法を間違えないことが大切

緊急の避妊薬には、大きく分けると、中用量のピルとノルレボの2種類があります。この2種類は、服用の方法や副作用などが大きく異なりますから、服用する際には、事前にしっかりと確認しておくことが大事です。

万が一、ノルレボだと思って中用量のピルを1錠だけ飲んでも、正しい避妊の効果を得ることができませんし、ノルレボを2錠、2回服用した場合には、体に大きな負担をかけてしまい、副作用が強く出てしまうことも考えられますから、必ず用法・用量を守って服用することが大切です。

アフターピルの種類

色とりどりの薬
避妊効果をもたらすことができる薬は、プラノバールとノルレボの2種類に大きく分類され、プラノバールはもともとアフターピルとして作られた薬ではありませんから、副作用が強く起こり、また2回服用する必要があるということで、飲み忘れのリスクもあります。

こうしてみると、副作用も少なく、1回の服用で効果が現れるノルレボの方が良いのではないかと思いますが、ノルレボは保険の適用が効きませんから、高額になってしまうというデメリットもあります。

そういった場合、ノルレボのジェネリック医薬品には、アイピルやマドンナなどがありますから、こういったジェネリック医薬品を使用することで、費用を抑えることができます。
望まない妊娠を防ぐためには、コンドームや低用量ピルを使用するなどの対策をとって、自分で自分の身を守ることが大切です。

中には、性犯罪に巻き込まれてしまい、妊娠したかもしれないと不安な日々を過ごしている人もいるかもしれませんし、コンドームが破れてしまったというケースも考えられます。避妊に失敗してしまった場合には、アフターピルの使用をおすすめします。